米国のEVベンチャー(テスラ)Teslaが2020年春から、
日本で家庭用蓄電池「Power Wall」の設置販売を発表しました。
バッテリー容量(13,5kwh)、本体価格(100万円)を下回る予定
という日本メーカーにとっては、衝撃的な価格設定になりそうです。
詳しく見ていきたいと思います。
テスラ 「Power wall」パワーウォールの特徴
テスラ「Power wall」は2015年に初代モデルを発表しています。
今回の日本での販売モデルは2代目「Power wall」になります。
蓄電容量は(13.5kWh)のモデルのみになります。家庭用蓄電池として
は現在日本の市場に置いては大容量といえます。パワーウォールの特徴の
一つが蓄電池本体の内部にパワーコンディショナーが内蔵されていることです。
*外形寸法は(H)1150×(W)755×(D)155mmで、重量は114kgです。
*設置方法は床置き、壁掛け両方可能です。
BackupGatewayの設置
Power wall本体の設置に伴いに取り付けたいのが、「BackupGateway」です。
放電の制御や通信機能を担う上で、BackupGatewayの設置をお勧めします。
主に停電時などの電力供給などを自動で切り替えたり、専用のアプリでアイ
フォンとの通信を可能にするシステムです。
*外形寸法は(H)380×(W)584×(D)127mm、重量は11.4kgです。
*屋内と屋外のどちらの設置も可能です。
Powerwallの出力
テスラ蓄電池の最大出力は7kwで、連続出力は5kwになります。
また災害などでの停電時には自動で蓄電池からの電力供給に切り替える機能
も備えていますので何かと安心です。
*参考:太陽光発電で停電時に使える電力は、昼間の晴天時で最大1.5kwです。
なお、テスラPowerwallは太陽光発電の発電状況や蓄電池の充放電量の確認な
ども、全て専用のスマートフォンアプリから操作が可能です。
シャープが6.5kwhの家庭用蓄電池を新発売
「CEATEC」リチュウムイオン電池採用の蓄電池
シャープの新製品は「CEATEC」シーテックはリチウムイオン電池を採用した
蓄電容量は6.5kWhの蓄電池です。
従来製品に比べて停電時の電力供給機能を重点に開発されたと言われています。
「CEATEC」の代表的なモデルの希望小売価格は税別260万円(蓄電池本体、
パワコン、コントローラー、周辺機器を含む)発売は2020年1月を予定として
いますが、テスラの蓄電池と比べて価格、蓄電容量でかなりの開きがありますが、
今後の行方が注目されそうです。
*外形寸法は(H)560×(W)320×(D)575mm、重量は74kgです。
*屋内屋外外の両方の設置が可能です、動作温度範囲は-10℃~40℃です。
まとめ
2019年に(FIT)固定買取価格制度が終了すると共に、各メーカーが蓄電池の
新製品やパネルの新開発などに力を入れてくるような予感がします。地球温暖化
や環境問題、また自然災害など問題は山積みですが、リチュウムイオン電池のノ
ーベル化学賞、限られたエネルギーの効率化、再生可能エネルギーの無駄のない
活用方法など、今後の日本を変えてくれそうです。
コメント